遠きにありて想う

遠きにありて想う

何もかも遠く消えていく

烟る視界に閉ざされては息も絶え絶えであった。いつの間にか煙に巻かれ、意識が低迷し...…【続きを読む】
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夜の遠吠え

連続娼婦殺しの下手人を挙げるべく、連日聞き込みを行なっていた一行であったが、その...…【続きを読む】
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未来への約束

「久しぶり……」の声が、妙に掠れているような気がして尾形は頷く事しかしなかった。...…【続きを読む】
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合流

漸く札幌に辿り着き、札幌の思い出として再びライスカレーに舌鼓を打つは、奇妙な感覚...…【続きを読む】
遠きにありて想う

「家族」の話

海賊と手を組む事になり、一行はお約束の脳みそヒンナヒンナの時間のために小休止を取...…【続きを読む】
遠きにありて想う

「その後」の話

歌志内のあちこちで物売りを調べたが結局成果は梨の礫であった。仕方なく石狩川を船で...…【続きを読む】
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義弟と小舅

夏太郎は挟まれていた。何に?小舅と義弟の間に!「…………俺、お前の事嫌い。すぐを...…【続きを読む】
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乖離する人格

路銀稼ぎの妙案として砂金に目を付けた杉元一行についても川沿いをぼんやりと眺める。...…【続きを読む】
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唯の人

追っ手は撒いたと思っていた。漸く土方の許に都丹を連れて辿り着いた所で、背後から二...…【続きを読む】
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地獄行きの切符

白布を纏い流氷の上を行く。何度か振り返っても追手は影も形も見えず、は漸く僅かに安...…【続きを読む】