2024-05

午前零時、君は忘れた頃かしら

その既視感を、確かに感じたの

からからから、軽い音が部屋に鳴り響く。色取り取りの結紐が組み合わされて一つの組紐...…【続きを読む】
午前零時、君は忘れた頃かしら

きっと君に似合うと知っている

翌日も、音之進さんは生真面目な顔をして玄関に立っていた。しかし今までと違っていた...…【続きを読む】
午前零時、君は忘れた頃かしら

初めて逢った、気がしないのは

次の日、私は昨日と同じように早く起きて着替え、化粧をして音之進さんの事を待った。...…【続きを読む】
午前零時、君は忘れた頃かしら

その悲しげな顔を、前にも見た

はっ、と目が覚めた。何だろう。とても長い夢を見ていた気がするのに、その片鱗は何も...…【続きを読む】
午前零時、君は忘れた頃かしら

たとえ君が僕を嫌いになっても

約束をしよう、何度でも。たとえ何があったって、私はお前を慕い続けるだろう。お前と...…【続きを読む】
たった一つの祝福を

たった一つの祝福を

美しい花嫁衣裳、白粉の匂いは嗅ぎ慣れなくて少し緊張してしまう。鏡を覗けば見返す顔...…【続きを読む】
たった一つの祝福を

楽園は近く、そして遠い

そしてまた幾らかの時間が経った。その間に私はまた体調を崩して床に就いた。その病か...…【続きを読む】
たった一つの祝福を

君、死に給えと願うばかり

それから幾らか年が過ぎて、私たちは大人になった。私は相変わらず病を負いながら何の...…【続きを読む】
たった一つの祝福を

それは証にも似た

久し振りに、床から起き上がった私は束の間の外の風を浴びて、幾分か快い気持ちで家の...…【続きを読む】
たった一つの祝福を

割れた鏡面

私と姉さんはとてもよく似ている。外見だけでなく、好きな物嫌いな物得意な事不得意な...…【続きを読む】